今日こそ絶対に自殺します。





どうすればいいのか私は分からなくなった。



まるで何かの紐でがんじがらめに縛られてるみたいに、私は身動きができなかった。





どうにかして動かないと…



どうにかして生きる希望をみつけないと…




今すぐにでも自分が死んでしまいそうですごく怖かった。










1人、部屋でぼーっとしていた。



部屋の電気をつけてても明るいって感じなかったし、

部屋を真っ暗にしてても真っ暗だって気付けなかった。



もう、わけがわからなくなっていた。




やばい…死にそう……

怖い…怖いよ……




どうにかしないと。


でもどうすればいい。





私はひたすら考えた。



自分が前を向ける方法を。


自分が生きたいと思える方法を―――






笑顔は自分を自然と幸せにしてくれるのよ。


どこかでそんな言葉を聞いた気がした。



私はそれを信じてみることにした。



ずっと笑顔。


どんなときでもとりあえず笑顔。



悲しくても笑顔。


ムカついても笑顔。



笑顔笑顔笑顔ーーー




学校に行く時も、友達と話すときも、私はずっと笑顔でいた。





だけどいつまで経っても、私が幸せになることはなかった。






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