今日こそ絶対に自殺します。
「おーウツボじゃーん!」
……えっ、うつぼ?
パピヨンは私の腕を掴んだまま、目の前の少年に手を振った。
「おはよーうつぼ!よく眠れたかー!?」
「はい…さっきの大声で起きてしまいましたけど……」
「うわーまじかぁー!そりゃめんごだわー!!」
知り合いかよここ!!!
「ねぇねぇチャンぴか!」
ふと、パピヨンは私に声をかけると、少年の紹介をしはじめた。
「こいつはウツボって言ってメガ症ハウスの一員だ!部屋番号は306!」
ウツボという少年は私に向けてゆっくりとお辞儀をし始めた。
―――身体を倒してから起こすまで、約30秒。
「どうも……ウツボです」
長えわ!!