今日こそ絶対に自殺します。




「あっ!ご、ごめんなさいチャンぴかさん!!
気分悪くさせてしまいましたかっ!?」



「い、いや…そんなこと…ないよ……」





豆腐ちゃんを腐女子色に染めたくなくて、もうなんか必死。




「ほ、ほんとですかっ!よかった!!
じゃあ今度気が向いたらでいいんで来てくださいねっ私の部屋!!」



「う、うん…分かったぁ…」




気が向かないようにしときます―――





「よしっ!じゃあ、あとはーウツボだ!!
お前も自己紹介しとけ!」



兄貴さんに呼ばれると、ウツボはゆっくりと前に出てきた。



上下水色のパジャマに顔色はやっぱり青い。



「…お昼にも会いましたね…チャンぴかさん…
僕はウツボといいます……306号室です………
あ…僕は部屋に呼んだりできないのでなんか申し訳ないです……」




いや、申し訳がらなくていいよ?


それが普通だから。





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