今日こそ絶対に自殺します。
「…ヒック………ヒックヒック……」
雨の中、私は傘もささずに都会の街を1人歩いていた。
もう、私には何もないのかな…
もう、『愛』は見つからないのかな…
「やっと、みつけたと思ったのに…『愛』を……」
ペタンッ
私はそのまま地べたに座り込んだ。
座り込んで、ずーっと泣いていた。
「ねえ!そこの君!!」
ふと、声がして私は顔を上にあげた。
「……なん…ですか……?」
私の顔をみると、話しかけてきた男の人はにっこりと笑った。
「ちょっとそこで、お茶しないかいっ?」