今日こそ絶対に自殺します。




よくよく考えてみれば、私はこのグループに入ってよかったのかもしれない。



自殺前夜においしいご飯をたらふく食べれたし、なにより今日はこんなにも天気がいいんだ!


今日は自殺日和!


これも運の巡りあわせっ!!




私はテーブルの上に置いてあった縄を肩に担ぐと、ルンルン気分で部屋を出ていった―――





「フッフフーン♪フッフフーン♪」



あぁ、

なんて心地がいいんだ。



自殺をこんなにも許されているこの環境!



こんないい気分でこの世からおさらばできるなんて、本当に私は幸せ者だ!うん!!



私はスキップをしながら廊下を通ると、突き当りに見えた階段を降りようとした。







―――と、そのときだった。





「ギャアァァアアァァアアァ!!」


ビクッ!!



突然、すぐ横の扉から叫び声が聞こえてきたのだった。



なななななにごとっ!?



私はふと立ち止まり、その声が聞こえてきた扉に恐る恐る近づいた。




―――殺人、とかじゃないよね……



扉には501と彫られている。





確か、501は……




え……豆腐ちゃんっ!?!?





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