今日こそ絶対に自殺します。
ーーーまっ!
でも寝ているのなら別に大した問題はない!
今のうちに自殺実行だー!!
私は今度こそ台から飛び降りようとした。
すると急に、
「んっ!ゲホッゲホ!!」
と、むせ始めるパピヨン。
「…え?」
もしやこいつ起きる?起きてしまう?
「ゲホッゲホッ!
んあーもう勘弁して下さいよー…今度モンブラン奢りますからー…
え、チョコレートケーキがいい…?
だったら間をとってスパゲッティにしましょー…」
ただの理解不能な寝言だった。
もう理解不能でもなんでもいいからそのまま寝ててくれぇー
「う…ん……」
すると今度は大の字の体勢からゴロンと寝返り地べたにうつ伏せになる。
「……ん?」
パピヨンが寝返った瞬間、私はあるものが目に入った。
それは先ほどやつが大の字で寝ていた場所にぽつんと置いてある一冊の本。