今日こそ絶対に自殺します。
河原に着くと、そこにはうずくまっている豆腐ちゃんがいた。
どうやら結構落ち込んでいる様子…
「…豆腐ちゃん!!」
私が叫ぶと豆腐ちゃんはこちらに気づいた。
「あ、チャンぴかさんっ!」
豆腐ちゃんはたちまち笑顔に切り替わると、私の方に向かって走ってきた。
「お疲れ様ですチャンぴかさん!!わざわざ来てくれたんですねっ!
ありがとうございますぅ!!」
ペコペコと頭を下げる豆腐ちゃん。
「……なんか全然宝物見つからなくて、どうしようって思ってたとこなんです…
河原以外にもいろんなところに探しに行ったんですけどやっぱりなくて……えへへー」
豆腐ちゃんの顔はとてつもなく悲しい表情をしていた。
きっと、本当にたくさん探したんだ…
「豆腐ちゃん、これ」
私が一冊の漫画を差し出すと豆腐ちゃんは目を丸くした。
「アパート裏に落ちてた」
「え……」
豆腐ちゃんは漫画を受け取ると、今にも泣きそうな瞳で私を見つけてきた。
「見つけてくれたんですか!?チャンぴかさんっ!!」
「まあ…ね…」
見つけたって言ってもほんとに偶然だけど……