今日こそ絶対に自殺します。
「豆腐ちゃんそれ教えて!!めちゃくちゃ気になる!!(それ知れたらもっと気持ちよく自殺できると思うし!!)」
「ふふっ、だめでーす!!」
「え?」
豆腐ちゃんは川岸まで駆けていくとまた振り返って叫んだ。
「自分で見つけて見て下さい!チャンぴかさん!
ものすごく言い名前ですから―――!」
ものすごく言い名前―――
なああもう!!
そんなこと言われたら自殺する気なくなるじゃんか!!
もういいし!知らなくたって別にいいし!
「もーう!」
「あはは!」
豆腐ちゃんはおもいっきり笑うと川岸でピョンピョン跳ね始めた。
「チャンぴかさん!
よかったらここでちょっと遊んで行きましょうよ!!」
「え?何をして!?」
「オス同士の結婚式ごっこです!」
「オ、オスゥ!?」
「はやく来て下さーい!!」
夕日を背景にピョンピョンと跳ねる豆腐ちゃん。
その顔には満面の笑み。
「………」
もし豆腐ちゃんがこのグループに入っていなかったら、きっとこの笑顔は見られなかったはずだ。
…豆腐ちゃんは本当に今、幸せなんだなー
私はしかたなく川岸の方へと歩いて行った。
オス同士の結婚式ごっこなんてまっぴらごめんだけどーーー