今日こそ絶対に自殺します。





「おにーちゃーん!!」


「……あっ…なに?」



3日も寝ない日なんて何回もあった。


だからかもしれない。


僕はぼーっとすることが日に日に増えていったんだ。




「お兄ちゃん!」

「………」

「お兄ちゃんてば!!!」

「……あっ…」




自分自身でもわかってた。


こんな生活を続けていたら、絶対に体も心もボロボロになっていくって。



でもーーー



「ありがとうお兄ちゃん!」

「太一お兄ちゃんだーいすきっ!」



こんな大事な家族に苦しい思いをさせないためには、こうするしかなかったんだ。







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