今日こそ絶対に自殺します。
そんな僕にもある日突然限界は訪れた。
「ーーーお疲れ様です」
日雇いのバイトが終わった後、僕は徒歩で家まで帰った。
しかしその途中、
「ーーーバタン」
僕は気を失って倒れてしまったのだ。
ーーーあぁ、
ーーー僕は無力だ……
家族さえも守れないのかよ………
香、宗介、吉哉、瑠璃ーーー
幸次、真子、陽太ーーー
ごめん……
守ってやれなくて……
幸せに…してやれなくてーーー……