【完】サックスパートの日常
「相沢さんは、きっとサックスが優秀なパートでこんくらい吹けるって信じてくれてるんだよ!だから…」
だから感謝して吹こう?と言おうとすると、
「だから潰すんですね。了解です。」
と、イキイキとした顔になるななちゃん。
「ち、違う!!そういうことじゃなくて!」
慌てて否定するも、ネガティブモードの後輩たちには伝わらず、
「何でこの人、新しい曲から昔の曲まで作曲してんの?」
「金だよ。世の中金だし。」
「あー、金もらってるから楽譜とか編曲してるんだね。まじ金かよ……」
と言いだしてしまいました。
ちなみにその間和樹くんはひとり黙々と練習していましたとさ。