【完】サックスパートの日常

お昼ご飯





コンビニで適当に買って公園へと向かう。



ベンチに座ってお弁当を食べていると、



「あーん」



「やだな、照れるよ」



リア充発見。


本当今日はなんかたくさん見るなぁ…ここが都会だから?




「ちょっとナミちゃん、割り込んできてよ。」



「うえええ⁉︎なんで私なんですか!って、去っていきますよ!よかったですね!」



私の言葉に動揺するナミちゃん。



「あー、でも見てみて!ひとつの荷物を一緒に持ってる!」




そう、そのカップルはひとつの荷物を一緒に持っていたのだった。




「あははっ、あれ意味ないらしいよ。重さは変わらないんだって。」




少しバカにしたように言う由美先輩。




「え、本当ですか。じゃあ教えに行ってきます!」




「おー、いけば…ってえ?ちょ、まじ行くの⁉︎」



本気でいく和樹くんに本気で焦る智也先輩。



和樹くんがそのカップルに教えに行った結果、そのまま無視されたそうです。



そりゃそうだ。



< 35 / 133 >

この作品をシェア

pagetop