【完】サックスパートの日常



その一 私と智也先輩のとき



「これはAの骨ですかね?」



「ふーん、じゃあAで押すよ?Bだと思うけど」



Aを押すと見事なハズレマーク

正解はBだった




「…次はCです。」



「Aだろ。」



正解はA。



このようなことが何度か続き10問中


私0問、先輩9問正解という…



「じゃあ、もう一回同じ問題やろうか。結菜、ひとりでやれば?口出ししないから。」



智也先輩が苦笑しながらそう言う。



「ふっ、余裕ですよ。同じ問題ですもんね?全問正解で先輩越えてやりますよ」



そして…

結果 正解数5/10問




「この機械壊れてるんですかねぇ…」



「全然ダメじゃん。ウケる」




何度やっても智也先輩には勝てませんでした。





< 38 / 133 >

この作品をシェア

pagetop