【完】サックスパートの日常
その一 私と智也先輩のとき
「これはAの骨ですかね?」
「ふーん、じゃあAで押すよ?Bだと思うけど」
Aを押すと見事なハズレマーク
正解はBだった
「…次はCです。」
「Aだろ。」
正解はA。
このようなことが何度か続き10問中
私0問、先輩9問正解という…
「じゃあ、もう一回同じ問題やろうか。結菜、ひとりでやれば?口出ししないから。」
智也先輩が苦笑しながらそう言う。
「ふっ、余裕ですよ。同じ問題ですもんね?全問正解で先輩越えてやりますよ」
そして…
結果 正解数5/10問
「この機械壊れてるんですかねぇ…」
「全然ダメじゃん。ウケる」
何度やっても智也先輩には勝てませんでした。