【完】サックスパートの日常





「えー、でも…」




「ほらほら、和樹くんと結婚して同じお墓に入ればいいよ!」




「いや、その…」




ニヤニヤとからかう私と、急にしどろもどろになる舞ちゃん。




「和樹くんと舞ちゃんはお似合いだもんね。応援してるんだけどなぁ。」



「ゆ、結菜先輩?私別に和樹なんて…」




「好きなんだよね、わかる!」




えへへ、と笑う私に何かを諦めたようにため息をつく舞ちゃん。




「もう、サックスパートでみんな同じお墓入りましょう。そうしましょう!」




「んー…そうだね!じゃ、また!」




「さようなら!」





そして私たちは別れました。




< 92 / 133 >

この作品をシェア

pagetop