爆笑カップルでやってみよう。
「でもまぁ、」
頭から降ってくる朔の声にもう一度顔を上げる。
そこにはもう悪魔はいなくて、たぶん私にしか見せてくれないであろう、優しい表情をしていた。
「今美丘に俺がかっこよく映ってるなら、それでいいよ。」
自惚れてるかもしれない。
でも、こんな表情もこんな言葉も、今は私だけのものだ。
「老後を楽しみにしてるよ。」
「やかましいわ。」
私たちは今日も幸せだ。
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