わたしの好きな人
王子様だなんて ばかじゃないのわたし







すぐさまそんな言葉はかき消して


姿の見えない彼を人混みの中で見つめていた







『さすが!声の大きさが違いますね!さあ、本校のプリンスは何を暴露するのでしょうか!?』






司会者が上手く盛り上げ




彼の言葉に期待がかかる








ドキドキ







わたしも 胸がどうしてか高鳴っていた
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