メガネくんに愛されて
本を読むのが好きでよく図書室に通っていた私は
いつもカウンターに座っている彼を見てた。
涼太くんは図書委員でよく図書室にいる。
初めは真面目というか無愛想というか
表情を面に出さない感じで
そんな彼をいつの間にか目で追いかけていた。
もしかしたら出会ったときから恋が始まっていたのかもしれない。なんて…
そんなある日
新しく本を借りようと思い目当ての本を探す。
みつけたっ!
でもその本は棚の一番うえ。
私は身長が低く背伸びして届くか届かないかギリギリ
一生懸命手を伸ばしていたとき
ふと後ろから手が伸びてきて目当ての本を取る。
これ?
と声をかけられた。