不倫と浮気の三角関係

ゆうさんの部屋に入ると無造作に置かれた○ャンプが真っ先に私の目に入った

「ねぇ!これ読んでいいですか?!」

「ん、あぁいいで」

「わーい!!」

男の人と部屋で2人きりだというのにどこまでものんきな私──

いや、のんきに振る舞ってないとやばいんだ。何が?ドキドキが。


1つベッドの上で隣に寄り添われながら読む○ャンプは

セリフ一つ頭に入って来なくて全く面白くない


ドキドキうるさい全身の高鳴りを静めたくて○ャンプを手にしたのに

その手が震えて上手くページすら捲れない


これじゃ何の意味もなくなっちゃうじゃん(泣)


「なんかドキドキするわ~」

私の隣で平然としていたゆうさんが口を開いた


私も、だよ絞り出した声はやっぱり震えていた


○ャンプを閉じる。


ゆうさんの顔、心なしか赤い?

いや、きっとこれはお酒のせいだ


ゆうさんの腕が私に回る

!?!?

なんだ、腕枕か。

ありがたくゆうさんの腕に頭を載っけた


ビビってる私を気遣ってゆうさんは世間話をしてくれた

この年になると愛のないセックスをしてもなぁ…

なんてことも言っていたと思う笑


他にもきっと色んな話をしたんだと思う、あんまり覚えてないけど


覚えてるのは不意にゆうさんが私を覆うような体勢になったこと

私はそれが嫌ではなかったこと


ゆうさんの顔が近づいて、消えた─

と同時にいやらしい音が左耳から聞こえた。それと私の声も


耳って感じるんだぁ…


次の日もゆうさんの部屋に泊まりに行ったけど

私が処女だと知ったゆうさんは挿入はしないでくれた
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