夏祭り
4
あの夏祭りの日から5年の月日が流れた。今日の私の身を包むのは、浴衣ではなくて…可愛らしい、純白のドレス。
「瑛美、めっちゃ似合ってるよ!!」
控え室に顔を出した奈那が抱きついてきた。
「ちょ…っ!奈那!?」
「お前ら…うるさい。」
その後ろでは、めんどくさそうにしている玲央の姿があった。
2人は、ちょうど半年前に結婚して、奈那のお腹には、小さな命が宿っている。
「それにしても、ついに瑛美と唯斗が結婚か〜!」
「唯斗が、祭りの時にあんな風に動かなかったら、絶対結婚してねぇだろ、お前たち。」
そう、そして今日は、私と唯斗の結婚式…
「さぁ…どうだったんだろうね?」
「そろそろ式が始まるので、会場にお戻りください。」
会場のスタッフさんから声がかかる。
そして、式は順調に進み…
「では、誓いのキスを…」
神父さんの言葉で、私と唯斗の唇が重なる…
それから、私たちにも新しい命が宿った。これまでの幸せも、これからの幸せも…唯斗の隣で、咲かせていこう。
あの夏の、大きな大輪のように…
〜END〜
「瑛美、めっちゃ似合ってるよ!!」
控え室に顔を出した奈那が抱きついてきた。
「ちょ…っ!奈那!?」
「お前ら…うるさい。」
その後ろでは、めんどくさそうにしている玲央の姿があった。
2人は、ちょうど半年前に結婚して、奈那のお腹には、小さな命が宿っている。
「それにしても、ついに瑛美と唯斗が結婚か〜!」
「唯斗が、祭りの時にあんな風に動かなかったら、絶対結婚してねぇだろ、お前たち。」
そう、そして今日は、私と唯斗の結婚式…
「さぁ…どうだったんだろうね?」
「そろそろ式が始まるので、会場にお戻りください。」
会場のスタッフさんから声がかかる。
そして、式は順調に進み…
「では、誓いのキスを…」
神父さんの言葉で、私と唯斗の唇が重なる…
それから、私たちにも新しい命が宿った。これまでの幸せも、これからの幸せも…唯斗の隣で、咲かせていこう。
あの夏の、大きな大輪のように…
〜END〜