Happiness
結『でも…先生。私…死んじゃ…』
晴『言うな!!!』
低く重い声が病室に響いた。
晴『たしかに現代の医学的に結愛の病態は極めて厳しい。でも、俺が必ず助ける。言っただろう?奇跡を起こしてやるよ』
結『先生…』
晴『俺がお前の病気を治すんだ…』
私…バカだった…
ずっとずっと、私を見てくれている人がいたのに。こんなに近くにいたのに。
1人ぼっちだなんて言って死のうとして…
私は1人じゃなかった。
結『先生…ありがとう。大好き…♡』
この日初めて、先生に気持ちを伝えた。