Happiness
話を聞いた店長は泣いていた。
店長『望月さん……ぐすっ』
結『店長、泣かないでくださいよ…』
私も泣きたかった。でも必死に耐えた。
店長『ねぇ…望月さん。気持ちは分かったわ。でもね、私たちも望月さんの存在を失うのは辛い。だから、辞めるなんて言わないでほしいの…』
結『でも…店長…』
店長『休職…っていうのはどう?』
結『休職…ですか?』
店長『うん、半年までなら休職できるのよ。辞めるかどうかはそれから考えてもいいんじゃない?』
結『……っ』
店長の優しさに涙がでた。
そのあと、後輩たちにも全部話した。
閉店したあとも、みんなで泣いて
笑顔で私のことを送り出してくれた。
早くここに戻ってきたい
そう思えた。