Happiness
結『かい…と…』
海『結愛、ごめんな。もうサヨナラだ』
そう言って、海斗は私に小さな袋を手渡して病室を出て行った。
袋の中には、海斗とお揃いで買ったペアリングが入っていた。
結『ぐすっぐすっ…なんで…?』
病気になったら恋愛さえ出来ないの?
結『海斗……』
追いかけなきゃ…。
ベッドから立ち上がろうとした瞬間、視界がぐるっと回って気付いたら床に倒れていた。
結『いやぁ…海斗…』
胸が苦しい。私を1人にしないで…
1人はイヤだよ。。