Happiness
晴『結愛ちゃん!!』
はぁ…はぁ…せん…せ…
床に倒れている結愛ちゃんは真っ青な顔をして、今にも消えそうな声で俺を呼んだ。
晴『大丈夫だ!大丈夫だからな!』
結愛ちゃんを抱きかかえてベッドに寝かせると、結愛ちゃんは俺の白衣をギュッと握ってきた。
結『かい…と…先生…海斗が…』
結『わたし……ひとりになっちゃった…』
結愛ちゃんの言葉を聞いて全てを悟った。
アイツは俺と話した後、彼女に別れを告げたんだ。
晴『結愛ちゃん…もう何も言うな!俺が必ず守るから…』
そして、俺はがむしゃらに結愛ちゃんの処置にあたった。