Happiness
先生に突然告げられた事実は
あまりにも残酷で今の私には
とても受け入れがたいものだった
私はただベッドの上で無心になっていて
気づいたら外は暗くなっていた
突然何を思いついたのか携帯を取り出した私は、職場の店長にメールを入れた。
退職を考えていた私に、休職という道を示してくれた店長。
でも私はもう復職できない。
"店長、お久しぶりです。
私の病気、もう治らないみたいなんです。働くことも出来ないそうです。
それに、私…声が出ないんです。
だから…もうお店には行けません。
辞めさせてください。
勝手で申し訳ありません。
今までありがとうございました”
震える手でそう送った。
今は何時なんだろう。
電気が消えて月の光しか差し込まない薄暗い病室の中で、私はただずっと震えていた。
怖い
怖い
生きるのが怖い