いつだって僕らは
あたしは藤谷とのこんなやりとりが好きだった。
馬鹿な事、くだらない事、どうでも良いような事、そんな事を藤谷と話すのが好きだった。
「うっせぇ」
舌をべーっと出した藤谷は、本当に無邪気な子供のようだ。これでも高校生・・・。
舌をべーっと出した藤谷を見たあたしは、笑った。人の顔を見て笑うなんて、失礼かもしれない。
「失礼な!!!」
藤谷が怒った。
やっぱり失礼だったみたい。
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