いつだって僕らは
「この世界には、文通という素晴らしい物がある」
藤谷は新しいページに「文通」とわざわざ書いた。書く時にシャーペンの芯が三回も折れた。力みすぎだと思う。
「文通は、遠く離れている場所にいる友達へ、親戚へ、そして愛しい人・・・誰とでもできる素敵な物だ」
あたしは「うんうん」と頷きながら藤谷の真面目な表情に笑みをこぼしそうになる。藤谷が真面目な表情なのだから・・・あたしも真面目に聞かなきゃ。ここまで文通について真面目に語ってくれる人はいない・・・。
「俺は、小学生の頃にかなり仲良い友達がいたのだ。そりゃあもうかっこいい奴だ!俺には負けるけどな!アイツはサッカーが得意だ。俺はサッカーなんてできないけどな!」
全く関係無い事を話し始めた。最後の「俺はサッカーなんてできないけどな!」があたし的に最もいらないと思った。ちなみに藤谷は運動が苦手というわけではない。バドミントンしかできないだけだ。これは結構重要な所。
藤谷は新しいページに「文通」とわざわざ書いた。書く時にシャーペンの芯が三回も折れた。力みすぎだと思う。
「文通は、遠く離れている場所にいる友達へ、親戚へ、そして愛しい人・・・誰とでもできる素敵な物だ」
あたしは「うんうん」と頷きながら藤谷の真面目な表情に笑みをこぼしそうになる。藤谷が真面目な表情なのだから・・・あたしも真面目に聞かなきゃ。ここまで文通について真面目に語ってくれる人はいない・・・。
「俺は、小学生の頃にかなり仲良い友達がいたのだ。そりゃあもうかっこいい奴だ!俺には負けるけどな!アイツはサッカーが得意だ。俺はサッカーなんてできないけどな!」
全く関係無い事を話し始めた。最後の「俺はサッカーなんてできないけどな!」があたし的に最もいらないと思った。ちなみに藤谷は運動が苦手というわけではない。バドミントンしかできないだけだ。これは結構重要な所。