Rainbow~七色の虹に願いを込めて~
夕焼け空がきれいだな。美波。
この夕焼け空の下をいつも二人で歩いてた。
いつもと同じ帰り道なのに、なんかいつもと違うように見える。
「美波、いい加減こっち向けよ。」
「やだ。」
「まだ怒ってんのかよ。
いいじゃん。
もう付き合ってるんだし。」
「だからって、あんないきなりする!!??
あたし、ファーストキスだったのにさ。
もっとちゃんとシチュエーションを考えてやってほしかったよ。
あんな勢い任せなキスなんて最低だよ。」
「ふーん。
じゃぁそのシチュエーションとやら・・・教えていただけますかね?」