Rainbow~七色の虹に願いを込めて~
「ずっとね。
悩んでた。
蓮が自分のやりたいこと見つけたこと、すごくうれしいよ。
でもね。
あたしが自分で言ったのに素直に応援してあげれなかったの。
蓮が前に進んで行ってるのに、蓮が学校に来なくなって。
あたしと話すこともなくなって。
それを見ていたらそんなことを感じてたらすごく悲しくて。
寂しくてたまらなかった。
このまま話せないうちにあたしたちの距離も広がってしまうのかと思うと悲しくてたまらないの。
別にね、蓮が芸能界をやめろとかそういうことじゃないの。
でもね不安なの。
蓮があたしからいなくなっちゃうんじゃないかって思うと・・」
俺だってそうだ。
美波と会えない時間寂しくてたまらなかった。
穴が開いてしまったような時間が続いてた。
何も言えずに時間だけが過ぎていく。
美波と帰っていた時間もあっという間に過ぎ、夕方空から暗い空へと変わった。