Rainbow~七色の虹に願いを込めて~
「おやすみ、美波。」
美波とこうしてのんびりとする時間が俺は大好きだ。
そしてかけがえのない時間。
そして俺の忙しい日々は幕を開けようとしていた。
「明日!!!???」
「もともとはオフでしたよね?」
「そんなの関係ないわ。
番組に空きができたからってわざわざ声をかけていただいたのよ。
初めのうちはね。
こういう地道な活動も欠かせないの!!!
いい?わかった??
明日よ、時間とかは今LINEで流したから!!
じゃぁね。」
切れた。
今日はたまたま仕事が早く終わってレッスンもなかったから久しぶりに奏楽と二人で服とか見たり大好きなカフェに行ったりしてたんだけど、その中でいきなりマネージャーからの仕事。
こういうことも普通になるんだよな。
スケジュールなんてあくまでものもので、少しずつ自由がなくなっていく。
これもいつしか当たり前になっていくんだろうなあ~きっと。