Rainbow~七色の虹に願いを込めて~




奏楽とこんなに家が近かったなんてな。
今度は奏楽の家に行ったり俺の家に呼んだりもしてみたいな。
奏楽とはユニットだけでなく、普通に友達のような関係を作りたいと思ってる。
このユニットがいつまで続くのかわからない。
これからずっと続くのかもしれないし、いつか解散するのかもしれない。
だけど、このユニットがある限り。
ある限りはずっと奏楽と頑張っていきたい。


「奏楽の家ってこの辺だったのか。」


ん?この辺ってことは地元同じ?
ま、いっか…。
考えるの疲れた。
もう今日はいろいろありすぎて疲れた。



「明日も仕事だし、早く寝ないとな。」

「蓮~、ちょっとお手伝いしてちょうだい~」

「あ?もうまじで疲れてんだからゆっくりさせろよ。」

「なに生意気なこと言ってるの!
仕事と両立するって約束でしょ?」

「あーはいはい。」


そしてこの後。
母さんに言われた通り家の手伝いをした。
そしてついに次の日。
俺らユニットとして初めてのテレビ出演となった。






< 122 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop