Rainbow~七色の虹に願いを込めて~
「え?はい。」
「ここじゃあれだから…」
「あ、じゃぁ僕出てきます。
今日なんかこの前ドラマでご一緒した俳優さんもここにきてるみたいで。
良い機会なんでご挨拶してきます。
ごゆっくり。」
奏楽が出て行って部屋には俺とマネージャーの二人。
静かな時間が流れている。
話ってなんだろ…。
しかも、奏楽を出してまで二人にして話すなんてよっぽど重要な話なんだろうと思うけど。
「実はね?」
「はい…」
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「え、母さんが??」
「えぇ、あたしも近頃のあなたを見ててそれが一番なのかと思うの。
でも簡単に決められることではないと思う。
あなたの人生だし、あなたが決めること。
私たちがとやかく言うべきことでもないと思うしね。」
「はい。」
「ちゃんと考えなさい。」
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