Rainbow~七色の虹に願いを込めて~
「美波はさ。
いっつもそうなんだよね。
俺のせいにはしない。
いつも自分を責める。
でもそれって違うよ?
美波を悲しませてしまう俺が悪い。
でも簡単に俺を疑うお前も悪いよな。」
「蓮。」
「美波。
俺を信じて。
俺は何があっても美波のそばを離れたりしない。
美波がいるだけで俺は強くなれる。
今よりももっと強く頑張れる。
だから美波。
裏切るなんて考えるな。
他の女に夢中だとか余計なこと思わなくていいから。」
「蓮!!」
ぎゅっと抱きしめたら抱きしめ返してくれる。
蓮がいる。
あたしのすぐ近くに蓮がいる。
「あたし、蓮が彼氏でよかったよ。」
「あ?」
「蓮大好き!!!」
「何言ってんの?
よく照れくさくもなくそういうこと言えるよな?」