Rainbow~七色の虹に願いを込めて~
そういうことね。
ようやく納得したわ。
でも、蓮が浴衣をきてやるのか。
ちょっと見てみたいな。
「お前だってファンクラブ入ってるんだからそのうち連絡来ると思うよ?
それまで内緒な。」
「わかってるよ。」
そんなこんな話して浴衣から私服に着替えた蓮と私の部屋へ向かった。
久しぶりに二人になって。
あれを話そう、これを話そうってたくさん考えてたはずなのにいざ、二人になるとよくわからなくなる。
頭がフリーズして何を言ったらいいかわからなくなってしまう。
「元気だった?」
先に口を開いたのは蓮だった。
「元気だったよ。
蓮は?
ちゃんとご飯食べてるの?
なんかちょっと痩せたよね?」
「太ったよ。
まぁレッスン続きでちょっとバテ気味ではあるかな。
でも、一人じゃないからさ。
今すごい楽しいんだよな。」