Rainbow~七色の虹に願いを込めて~




「そっか。」


一人じゃない。
こんな言葉を蓮の口から聞けるなんて思わなかったな。
蓮は今まで一人で戦ってきて、頑張ってきて。
それが今は一緒に頑張ってくれる人がすぐ近くにいるんだもんね。


「蓮、奏楽くんと出会えてよかったね。」

「あぁ。
奏楽とまじでここまで仲良くなれるなんて思わなかったよ。
学校も同じじゃん?
学年は違っても結構昼一緒に食ったりとかしてんだよね。」


「学校は慣れたの?」

「ぼちぼちって感じ。
転校してからもあまり学校行ってなくてさ。
平日いけない分、いけるときにいっきにやったり土日にやったりすることが多いんだよ。
でもクラスとかは結構有名な子が多いかな。
ほら、お前も大好きだったあの…なんだっけ…
モデルとか歌手やってる…」

「え!?
Marie?!」

「そうそう、あいつも同じクラスなんだよね。
事務所移籍してきて同じになってから結構話すし。」


「そうなんだ。」





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