Rainbow～七色の虹に願いを込めて～
「こんなのうちの事務所らしくないじゃないですか！！
こんなもみ消し方ってありますか？
おかしいじゃないですか。
人の気持ちを…蓮の気持ちはどうなるんですか。」
「奏楽くん…なんかあったのかな。」
そして美波が扉を開けたときだった。
「美波、あんたは行っちゃだめ。」
そういって佐藤が上ってくる。
そして美波を部屋の中に入れた。
「神楽坂、あんたは行った方がいいかも。
奏楽一人で処理できる問題の次元を超えてる。」
奏楽一人で？
対処？
問題？
今何が起こってるってこと？
下で何かが起こってるのか？
何もわからないまま、俺は佐藤の言う通り下へ向かった。
