Rainbow~七色の虹に願いを込めて~
2章
Ren②
昨日試合だったから日曜日は休みになった。
美波はせっかくの休日。
しっかり休むべきだといわれたが、逆に休日だからこそ外で遊びたかった。
「蓮ー、美波ちゃん来たわよー」
「あー、今行く。」
財布をポケットに入れて身軽な恰好で美波の待つ玄関へ向かった。
「え、それだけ?」
「あ?」
「荷物、少なくない?」
「財布以外いらねぇよ。」
「…うそでしょ。」
「あと、携帯。
これで余裕。」