Rainbow~七色の虹に願いを込めて~
「どうせアレでしょ。
そばにいたらまた傷つけるって思ってんでしょ?
今の自分の気持ち、素直に言うの怖いんでしょ。
でも、それ間違ってる。
美波なら今のあんたの気持ちに寄り添ってくれる。
分かんないってとこも受け入れてくれる。
そうやって今まで乗り越えてきたじゃない。
いきなりこんなの無責任でしょ。」
無責任。
言われるまで気づかなかったけど、確かにその通りかもしれない。
守るだなんてただの言い訳で実際は自分を守ってただけ。