シマシマララバイ
「園美ッ これから買い物行こッ」
そう私に言ってきた
この子、さっき話しに出てきた
佳奈美ちゃんですよ。
「買い物?? 行く行く!!」
あれから私達2人は、以前より
仲良くなり今もこうして
友達をやっているのです。
「じゃあ、放課後ッ 教室にいてね」
そう言って佳奈美は
自分の教室へ帰っていった。
『まだ、あの子と仲良くしてんだ??
何? いやみ??』
とんだ被害妄想だな…
「違うから…あんたの本性を知る
唯一の友達なんだからッ」
そうなのです。
優貴の本性を知っているのは
私と佳奈美だけなのです。
何故、みんな気づかないのか
「不思議だよ…」
『?』