シマシマララバイ

「園美ッ これから買い物行こッ」

そう私に言ってきた

この子、さっき話しに出てきた

佳奈美ちゃんですよ。

「買い物?? 行く行く!!」


あれから私達2人は、以前より

仲良くなり今もこうして

友達をやっているのです。

「じゃあ、放課後ッ 教室にいてね」


そう言って佳奈美は

自分の教室へ帰っていった。


『まだ、あの子と仲良くしてんだ??
何? いやみ??』

とんだ被害妄想だな…

「違うから…あんたの本性を知る
唯一の友達なんだからッ」


そうなのです。

優貴の本性を知っているのは

私と佳奈美だけなのです。

何故、みんな気づかないのか

「不思議だよ…」


『?』


< 14 / 58 >

この作品をシェア

pagetop