シマシマララバイ
さかのぼること10年前

小学校1年生の夏

それはそれは美しい少女が

転校してきた。それが言うまでもない



あの糞ry『永沢 優貴ですッ仲良くしてね☆』


…;; 優貴だったわけで

この日から私の人生の歯車が

狂い始めたのだろう。






『よろしくッ 鮎川さん』

彼女は私の隣の席になった…

「ょ、よろしく…永沢さん」


整った顔つきに綺麗になびく

栗色の髪で小柄な彼女は

守ってあげたくなるような

可愛らしい笑顔で私を含め

クラス全員、先生までもが見とれた。



そして、案の定彼女はクラス中‥いや

学校中の人気者となった。



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