瞬間と君

もう1つの姿

美海side★


「わかりました。今から姿を変えるの
で驚かないでくださいね」


ふわりと彼が笑った


その笑顔があまりにも優しくてとても心地が良かった 思わず目をつむる


目を開けると彼の姿は無かった


その時足元から


ミャー


と小さい鳴き声が聞こえた


見ると白と黒が綺麗に混ざった毛艶の良い可愛い猫がそこにいた


ついまじまじと見ていると

『どうです?こんなものでいいですか?』

猫が喋った
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