瞬間と君

思い出したくない事

空side☆


「空」綺麗な名前だ


前の主人も素敵な名前をつけてくれた


そして毎日、側に呼んでくれた


でもあの日…御主人は…


あぁまた思い出したくない事が頭をよぎる


忘れたい、忘れたい、忘れたい


『空?どうしたの?』


御主人様が僕を見上げている


「なんでもありませんよ」


心配させたくないから平気な顔して僕は笑った
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