瞬間と君

空と主人 四章

空［回想］


ある休日の朝、僕はいつもは御自分で起きられるはずがなかなか起きてこない御主人を心配して部屋まで起こしにいった

疲れているのだと早くは起こしに行かなかったのだ

ちなみに御主人は大きなテラス戸が付いている１階の部屋で就寝なさっている

僕はドアの前まで来ると一度ノックをした

「御主人様、もうとっくに起床時間を過ぎていらっしゃいます
お起きになってください」

だが、何も返事がない


今度は少し強くノックしながらもう一度同じ事を言う


しかしまた返事はない

この時なんだか嫌な予感がした

他の使用人達も集まってきた

皆で呼んでも返事がないので予備の鍵を持ってきて急いでドアを開けた

すると






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