瞬間と君

空と主人 七章

空［回想］


ある日親族の人達に部屋の一室に呼ばれた そして


「創世がお前のことを気に入っていたからずっと家に居たのかもしれないけどもうその彼も居ないんだ」


「私たちも心が痛むけど君は家族じゃないんだしここを出ていってもらえないかな」

と言われた


僕は慌てて
「そんな！ここを出ていくなんてそんなことできません！」


そう言うと親族達の態度が一気に変わった


鬼のような形相で僕を罵詈雑言でまくし立てる


「あんたがいると財産が全部そっちにいくんだよ！だから邪魔っていってるんだ」


僕は必死にここに居たいことを伝えた
もちろん財産もいらないと言った


けれど誰も納得してくれなかった


そしてその日のうちに身ぐるみ１つで屋敷から追い出された



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