瞬間と君
第四章 日常

散歩

空side☆

御主人のリクエストにより今日も散歩に行くことになった


どこに行きたいか聞いたところ


『私長い間ここに住んでるけど近所のこと余り知らない』
とのことだったので


「それでは、また近くをふらふら散歩してみましょうか」


と言うとそれでいいらしくOKがでた


そこで御主人が通学に使っているらしい駅付近を歩くことにした


御主人はあるお店に駆け寄り看板をしげしげとみる そして


『このお店の苺ショコラドリンク美味しそう』


無表情に変わりはないがこころなしか声のトーンが上がっている気がする


つられて僕もそれをみる
確かに美味しそうだった


四種類のチョコレートをふんだんに使った飲み物の上にはクリームと苺が綺麗に並んでいる

しかし

『すいません、僕お金持ってきてなくて』

「そう言いえば私も散歩のつもりだったから持ってきてない」

とのことで今度また行くことに決定し、今日は場所を移動し公園に行くことに














< 26 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop