浮気彼氏と甘々幼なじみと私【完】
『ううん!大歓迎♪』
『はいっ!
俺は華波有紀{カナミアキ}!
萌とは幼馴染み!』
パンっと手を叩いて自己紹介する有紀
なんで、手を叩いたのだろうか?
しかも、なんか笑顔だけど怖いし。
『なに、折角の萌と龍訝くんの話を邪魔してんのよ。
あ、私は鈴宮七海{スズミヤナナミ}
よろしくね♪』
それからは、四人でいつも遊んでいた。
私は龍訝くんのことを龍訝くんと呼んだ。
龍訝くんは私のことを萌と呼び、
七海のことを七海ちゃんと呼んで、
有紀のことは有紀と呼んだ。
有紀も龍訝くんのことを龍訝と呼び、
二人はとても仲が良かったんだ。