浮気彼氏と甘々幼なじみと私【完】
「よくやった!俺の弟!」
え?俺のお、と、う、と…………?
「嬉しいです。
有紀さんの弟になるのは、
このバカな姉も有紀さんになら
俺も渡しますよ、いつでも」
んん??
バ、カ、な、あ、ね…………?
「え?颯真?有紀?
ちょっと私ついていけない」
なんなんだ?
颯真は有紀がお兄ちゃんだと嬉しい
愛しのお姉ちゃんのことはバカ呼ばわり?
颯真くん………お姉さん、これはちょっと許せないなぁっ!!!!!!!!!!
「では、俺はこれで」
あぁっ! 行かないで私の颯真ー
お姉ちゃんを置いていかないでー
さっきのバカって言ったこと、許すからー
世界一私の好きな颯真くんよー
「萌、今絶対
世界一私の好きな颯真くんよー
って思ったでしょ?」
「え?なんでわかったの?
エスパー?超能力者?」
「いや、萌のことはわかるからね。
顔に出やすいし」
「そ、そうなのか.....」
ちょっと、それは困りまするなぁ………
そんなんだと、七海にからかわれ続けるなぁ
「あーあ、いつかはその
世界一私の好きな颯真よりも俺の方が好き
になって欲しいなぁー」
『ドキッ』
ん?ドキッ?有紀に胸キュンしきゃダメよ私!なに有紀にドキッとしてるのよ!