浮気彼氏と甘々幼なじみと私【完】
そうか・・・私、有紀のことが好きだったんだ
いや、、、違うな
私、、、有紀のこと
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有紀にメールを打った。
‘‘有紀、今ヒマ?’’
そしたらすぐに
‘‘暇だよ、どうしたの?’’
と返ってきた。
‘‘話したいことがあるの。
あの公園で待ってるね’’
あの公園とは、昔小さい頃に
有紀とよく遊んでいた公園だ。
そう思っていたら有紀がいた。
「萌、どうしたの?
なにかあった?」
やっぱり有紀は優しいな、、、
急に呼び出したのに文句1つ言わないで
私の心配をしてくれる
「と、言いたいけど、萌」
え、なに?と焦りながらも言うと有紀は
「今何時だとおもってんの!
6時半だよっ!
こんな遅くまでなにしてたの!
襲われてたらどうするの!
……心配だったんだから」
前言撤回っ!
やっぱり鬼だ!有紀はっ!!
……でも、心配してるからなんだよね
「ねぇ、有紀、、、」
だからね、有紀、私
「ん?」
有紀に一番に知らせるよ
有紀に伝えるから
「私、記憶戻ったんだ………」
ねぇ、有紀
驚いたのはわかるよ、ただね
その空いた口は塞がらないかなっ!?
凄いよ!イケメンなのにもったいないっ!
「えっ!記憶!?あのえっと、えぇっ!」
うん、テンパり過ぎだね~
うーんと、えっとぉーまず、竜のことを話せばいいかな?
「実はね、竜に会ったの。
それで………」
「荒椙に会ったのかっ!?
萌、体は大丈夫なのか?」
心配してくれてるのはありがたいよ
ただね、人の話さえぎんないで欲しいなぁ
アハハハハ、フフフ………
ハァ、でも、こんな時でも、胸が高ぶってるよ、きっとずっと前からも
こんな想いだったけど、この想いに蓋してたんだろうな
「ねぇ、有紀………」
まだ状況が読み込めてない有紀にね
「明日、18時に家に行くから待っててね」
明日、全てを終わらした上で伝えたいことがあるの。