浮気彼氏と甘々幼なじみと私【完】



急にそんなことを言われた。

そうだったんだ………
でも、私はそんなこと言われても……




「私ね、別河くんと付き合ってるとき
 本当に好きだったし、浮気されて苦し  かった

 ……でもね、心の中ではわかってたの
 私、別河くんよりきっと有紀のほうが
 って、

 でも、別河くんと付き合ってるってこと だったりで自分の気持ちに蓋してた。

 だから、私は別河くんと付き合い始めた
 ときから、別河くんを裏切ってたの。


 だからね、別河くんが謝る必要なんてな いんだよ。

 私のほうこそ謝らせて
 今まで、ごめんね

 そして、今までありがとう」




この、〈ごめんね〉と〈ありがとう〉に込めた気持ち、しっかりと受け取ってくれたら嬉しいなって言う最後のワガママかな。





「あぁ、俺のほうこそ、ありがとう。

 ほら、アイツのこと待たせんなよ!
 きっと今頃気が気でなくて酷い状態だと 思うからなっ!」





最後に背中を押してくれた君に精一杯の想いを伝えるよ







  龍訝、ありがとーーー!!!

  
  友達として、大好きだよ!!




    」



さぁ、大好きな君のところに行くとするかっ!





「有紀っ!」




「ぅえっ!も、萌?

まだ、時間じゃっ…………っ!」




部屋で死んでた有紀を呼んで、抱きついた






「も、萌っ!?

萌、あの龍訝は………?」







「もう、全部ハッキリと終わらせて
関係もまた1に戻したよ」




ねぇ、有紀に伝えるから


この、ありったけの気持ち


だから、耳の穴かっぽじって聞いてなよ!





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