サンドリヨンに憧れて
喉が渇いて目が覚めると、私は裸に彼のシャツだけ羽織って寝ていた。

「え・・・」隣を見ても彼はいなかった。

慌てて起きると、ドアが開いてお水のボトルを持って入ってきた所だった。

「起きれたか?」

「・・今・・何時?」

「10時・・・」

「え・・嘘!じゃ・・ご飯は?孝男さん大丈夫?」

「大丈夫や・・はいこれ・・」

ボトルの水を飲んでぼーとした頭が目覚め、さっきの行為のことが頭によみがえった。

「あんな・・孝男さん・・」

「ん?」

「何で・・今日・・こんなこと・・になったん?」

「香澄が・・欲しかっただけ・・」

「え・・?」

私の横に座りそっと肩を抱いて言った。

「俺の嫉妬・・っていったら笑うか?」

「え・・孝男さんでも・・そんなこと・・」

「俺も普通の男やで・・・一日で二人の男が自分の女に言い寄られたら・・・
俺でも・・・」

やっぱり立川も・・・優大も・・・何か言ったんや・・・

ボトルの水をサイドテーブルに置き私から彼を抱きしめた。

「孝男さん・・・心配せんでええよ・・私は孝男さんだけやから・・」

「香澄・・・この格好で抱かれると・・・まずいねんけど・・」

「あ・・」

胸に直接彼の顔が当たっていた・・・

「ごめん・・ちょっと刺激強かった?」

「・・・香澄・・今夜は覚悟してもらおうか・・」

「嘘・・」

そのまま私の身体に触れ始めそのまま後ろへ倒れていき・・・

私はまた彼に翻弄されながら・・・鳴かされ・・・

最後は彼の腕に中でそのまま意識が飛んでしまった・・・。
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