サンドリヨンに憧れて
こんな時にまた会いたくない男にあった・・・。

「ごめん・・気分悪くて・・帰るねん」

「そう言う奴が何でお茶しようとしてんねん」

「あ・・バレた?」

「バレバレじゃ・・あほ・・何があってん・・立川のことか?」

「・・・ちょっとね」

「次の打ち合わせまでに昼飯食おうと思ってたから・・話きけるけど?」

「ええよ・・」

「まぁ俺でもたまには約に立つぞ」

「はいはい・・結構です」

「もう・・ちょっとこい!」

手を引っ張られて、会社の人が昼にはこないだろうという所の茶店に入った。

「コーヒー2つとサンドイッチ」

注文を終えて私に向かって優大だ言った。

「お前の男・・加藤さんやろ。それで立川が・・いらんことした。ちゃうか?」

「何でわかんのよ・・」

「俺の勘や」

「さっき資料室で私と立川が二人になってん・・その時に色々聞いて・・・
いきなり・・抱きしめられて・・・そこを課長が見てしまって・・」

「あほやな・・あいつも・・」

タバコを吸いながら私をみてふっと笑っていた。

「でも私も警戒してなかった・・そこもあかんかってん・・」

「まぁ課長に鍵借りる時に言えばよかったな・・」

「ほんま・・やわ」

「やってもうたんはしゃあない・・けど今後やな・・」

「うん・・・」
< 136 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop